連結貸借対照表
KDDI株式会社及び子会社
(注1) 単位:百万円 単位:百万米ドル
2003年及び2002年3月期末 2003 2002 2003
資産 流動資産
現金及び預金、有価証券 受取手形及び売掛金、未収入金 貸倒引当金
貯蔵品
繰延税金資産(流動)
(
注11
) 有価証券、その他流動資産有形固定資産(電気
&
附帯)(
注4)機械設備、空中線設備、端末設備、市外線路設備、土木設備、海底線設備 建物、構築物
機械及び装置、車両、工具器具備品 土地
建設仮勘定
その他(有形固定資産)
減価償却累計額
投資等及び無形固定資産 投資有価証券(注3) 敷金・保証金 無形固定資産 連結調整勘定
繰延税金資産(固定)(注
11
) 関係会社投資、その他の投資等 貸倒引当金資産合計
連結財務諸表注記をご参照下さい。
$ 1,014
3,228
(169)
465
240
189
4,967
24,335
3,640
1,014
437
554
123
30,103
(16,056)
14,047
455
334
1,861
476
170
926
(91)
4,131
$23,145
¥ 121,855
388,047
(20,302)
55,851
28,861
22,736
597,048
2,925,119
437,511
121,912
52,513
66,532
14,798
3,618,385
(1,929,990)
1,688,395
54,739
40,145
223,654
57,272
20,378
111,382
(10,974)
496,596
¥2,782,039
¥ 68,596
481,064
(25,793)
97,797
32,860
36,628
691,152
2,830,078
480,666
129,927
64,334
144,080
18,649
3,667,734
(1,716,479)
1,951,255
65,186
39,773
244,310
61,271
50,402
112,050
(11,958)
561,034
¥3,203,441
(注1) 単位:百万円 単位:百万米ドル
2003年及び2002年3月期末 2003 2002 2003
負債・少数株主持分・資本 流動負債
短期借入金、
1
年以内期限到来の固定負債(注4) 買掛金、未払金未払法人税等 未払費用 賞与引当金 その他流動負債
固定負債
長期借入金(注4) 社債
(
注4)ポイントサービス引当金
退職給付引当金、その他の固定負債(注4)
負債合計
少数株主持分
偶発債務(注5)
資本
(
注9) 資本金 資本剰余金 利益剰余金その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定 自己株式 資本合計 負債・資本合計
$ 2,340
2,081
87
165
106
179
4,958
7,087
2,961
131
446
10,625
15,583
118
1,180
2,531
3,801
12
7,524
0
(80)
7,444
$23,145
¥ 281,240
250,126
10,433
19,889
12,687
21,611
595,986
851,838
355,925
15,711
53,656
1,277,130
1,873,116
14,212
141,852
304,190
456,827
1,455
904,324
(4)
(9,609)
894,711
¥2,782,039
¥403,309
417,277
53,339
24,532
12,220
32,746
943,423
970,395
354,800
–
67,136
1,392,331
2,335,754
10,606
141,852
304,190
407,043
2,896
855,981
1,140
(40)
857,081
¥3,203,441
連結損益計算書
KDDI株式会社及び子会社
(注1) 単位:百万円 単位:百万米ドル
2003年及び2002年3月期 2003 2002 2003
営業収益: 音声伝送収入 データ伝送収入 専用収入 電報、その他収入 附帯事業営業収益
営業収益計 営業費用:
営業費 減価償却費 通信設備使用料 附帯事業営業費用 その他
営業費用計 営業利益 営業外費用(収益):
支払利息
受取利息・有価証券利息
(含む投資)有価証券売却損益 投資有価証券評価損 固定資産売却損益(注6) 持分法投資損益 匿名組合分配金収入 設備建設遅延損害金 貸倒引当金戻入益
過年度ポイントサービス引当繰入額 事業構造改革費用
特定債権貸倒引当金繰入額 特定建設工事損失 特定建設用機材廃棄損 その他営業外損益
営業外費用計 税引前当期純利益 法人税等:
当年度分 繰延税額
法人税等計
少数株主持分利益(損失): 当期純利益
$13,099 3,749 782 605 4,938 23,173
8,014 3,151 3,492 4,615 2,731 22,003 1,170
299 (6) (78) 44 2 (10) (42) – (35)
56 – – 6 – 13 249 921
123 296 419 25
$ 477
¥1,574,509 450,658 93,941 72,779 593,456 2,785,343
963,250 378,778 419,716 554,771 328,175 2,644,690 140,653
35,891 (735) (9,412) 5,270 284 (1,170) (5,055) – (4,227)
6,772 – – 678
– 1,631 29,927 110,726
14,831 35,524 50,355 3,012
¥ 57,359
¥
1,767,730 310,101 87,980 81,334 586,654 2,833,799981,240 408,929 467,358 577,481 296,494 2,731,502 102,297
44,068 (1,077) 2,986 720 (139,544) (437) – (9,328)
– – 185,406
7,550 – 687 (9,619) 81,412 20,885
66,037 (56,193) 9,844 (1,938)
¥ 12,979
(注1) 単位:円 単位:米ドル
2003年及び2002年3月期 2003 2002 2003
1株当たり情報: 当期純利益 配当金額
連結財務諸表注記をご参照下さい。
$112.82 17.43
¥13,561 2,095
¥
3,061 1,790単位:百万円
2003年及び2002年3月期 2001年3月31日残高
当期純利益 配当金
役員、監査役賞与金 合併による減少高 有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 自己株式 2002年3月31日残高
当期純利益 配当金(注9) 役員、監査役賞与金 自己株式処分差損 有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 自己株式 2003年3月31日残高
単位:千株 普通株式の数
4,241
4,241
4,241
資本金
¥141,852
¥141,852
¥141,852
資本剰余金
¥304,096
94
¥304,190
¥304,190
連結剰余金
¥401,442 12,979 (7,148)
(5) (225)
¥407,043 57,359 (7,570)
(5) (0)
¥456,827
為替換算 調整勘定
¥(2,290)
3,430
¥ 1,140
(1,144)
¥ (4)
評価差額金
¥ –
2,896
¥2,896
(1,441)
¥1,455
連結剰余金計算書
KDDI株式会社及び子会社
自己株式
¥ (9)
(31)
¥ (40)
(9,569)
¥(9,609)
単位:百万米ドル(注1)
2003年3月期 2002年3月31日残高
当期純利益 配当金(注9) 役員、監査役賞与金 自己株式処分差損 有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 自己株式 2003年3月31日残高
連結財務諸表注記をご参照下さい。
単位:千株 普通株式の数
4,241
4,241
資本金
$1,180
$1,180
資本剰余金
$2,531
$2,531
連結剰余金
$3,387 477 (63)
(0) (0)
$3,801
為替換算 調整勘定
$9
(9)
$0
評価差額金
$24
(12)
$12
自己株式
$ (0)
(80)
$(80)
連結キャ ッ シ ュ ・ フロー計算書
KDDI株式会社及び子会社
(注1) 単位:百万円 単位:百万米ドル
2003年及び2002年3月期 2003 2002 2003
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益
税金等調整前当期純利益の営業活動によるキャッシュ・フロー 連結財務概況への調整 減価償却費
有形固定資産売却損益 有形固定資産除却費
貸倒引当金の増加額又は減少額 退職給付引当金の増加額 受取利息及び受取配当金 支払利息
持分法による投資利益 投資有価証券評価損
ポイントサービス引当金の増加額 資産及び負債の増減
前払年金費用の増加額 売上債権の減少額 たな卸資産の減少額 仕入債務の減少額 その他
小 計
利息及び配当金の受取額 利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 計
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 無形固定資産の取得による支出 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 関係会社への投資による支出 子会社株式の売却による収入 長期前払費用の増加による支出 その他
投資活動によるキャッシュ・フロー 計
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の増加額又は減少額 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 長期未払金の返済による支出 社債の発行による収入 社債の償還による支出 自己株式の取得による支出 配当金の支払額
少数株主からの払込額 その他
財務活動によるキャッシュ・フロー 計
Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額
Ⅴ 現金及び現金同等物の増加額又は減少額
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高
Ⅶ 合併及び新規連結子会社の現金及び現金同等物の増加高
Ⅷ 連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物の減少額
Ⅸ 現金及び現金同等物の期末残高
連結財務諸表注記をご参照下さい。
$ 921 3,268 2 282 (52) 64 (12) 299
(10) 44 131 (36) 768 418 (810) (127) 5,150
24 (310) (481) 4,383 (1,327)
199 (704)
(9) 15
(3) 94 (121) 13 (1,843)
27 1,188 (2,974)
(160) 179 (208) (80) (64) 1 0 (2,091) (6) 443 571 – –
$1,014
¥110,726 392,855 284 33,879 (6,294)
7,634 (1,463) 35,891
(1,170) 5,270 15,711 (4,314) 92,343 50,214 (97,330) (15,157) 619,079
2,881 (37,298) (57,775) 526,887 (159,536)
23,911 (84,607)
(1,023) 1,755
(333) 11,315 (14,538)
1,504 (221,552)
3,221 142,855 (357,459)
(19,205) 21,500 (25,000)
(9,567) (7,649) 103 (162) (251,363) (713) 53,259 68,596 – –
¥121,855
¥20,885 427,885 (138,411)
164,210 16,009
2,567 (1,790) 44,068
(437) 720
– (7,636) 71,305 12,821 (85,763) 609 527,042 1,759 (45,207) (23,062) 460,532 (276,464)
201,880 (82,527) (10,339) 1,505 (570) – (15,532)
12,115 (169,932)
(36,114) 129,986 (396,362)
(18,758) – (30,000)
– (7,206)
407 134 (357,913)
1,160 (66,153) 134,670
133 (54)
¥68,596
1. 2003 年 3 月期の連結財務諸表作成のための基本と
なる事項
連結財務諸表は、国内の開示目的のために作成されました日本の 連結財務諸表を基に作成されております。
KDDI株式会社(「当社」)及びその国内子会社は日本の商法と電気通 信事業法に従って会計記録を保持しており、日本における一般に認 められた会計基準に準拠しております。日本の会計基準は、国際会 計基準とは適用や開示の必要項目においていくつか異なっておりま す。海外子会社は、所在する各国における一般に認められた会計基 準を採用しております。
この連結財務諸表作成のために、当社と連結子会社は採用する会 計基準を一致させておりません。
2003年3月期の当社の連結財務諸表は、連結子会社59社により構 成されております。主な連結子会社として、沖縄セルラー電話㈱、㈱ ツーカーセルラー東京、㈱ツーカーセルラー東海、㈱ツーカーホン 関西、DDIポケット㈱、㈱KCOM、KDDIアメリカ等があります。
2003年3月期における連結範囲の重要な変更は次のとおりです。 新規(連結)
広州開訊通信技術有限公司(KDDI Guangzhou)設立 KDDI BRAZIL HOLDINGS LTDA. 設立
除外(連結)
成子開発㈱ 清算
上記の会社は2002年5月10日付で清算しました。
KDDI商事㈱ 合併
ケイツーリスト㈱ 合併
上記の会社は2002年7月1日付でKDDI総合サービス㈱と合併しま した。
KDDインターネットソリューションズ㈱ 清算 上記の会社は2002年8月9日付で清算しました。
㈱KDDIアカデミィ 清算
上記の会社は2002年12月26日付で清算しました。
KDDIS㈱ 清算
上記の会社は2003年3月25日付で清算しました。
KDDI開発㈱ 株式売却
上記の会社は2003年3月26日付で売却しました。
この財務諸表は日本円で表示されておりますが、読者の便宜の ために、2003年3月31日の実勢為替レートである1米ドル=120.20 円のレートで換算して米ドルでも表示しております。この換算は、 日本円表示金額がこのレートまたは他の任意のレートで米ドルに換 金できるということを意味するものではありません。
2. 重要な会計方針
a.連結会計と関連会社への投資に関する会計の基礎
この連結財務諸表は、当社と連結子会社の各個別財務諸表から構 成されております。
全ての重要な内部取引及び債権債務は相殺消去されております。 関連会社への投資に関する会計では持分法を適用しております。 持分法において、企業集団は、関連会社の損益額に対する持分割合 相当分を連結損益に加え、同額分を関連会社への投資額に加減算し ております。
例外的に、持分法を適用していない非連結子会社2社および関連 会社3社への投資については、重要な影響を及ぼしていないため原 価法を適用しております。
b.収益の認識
電気通信サービスにおける収益は、主に通信時間に応じたものと 定額制のものがあります。製品・システムの販売における収益は、 主として出荷により契約上の義務が遂行されることによって認識し ております。レンタル等については、契約期間に応じて、もしくは サービスの提供によって収益が認識されます。
c.現金同等物
この連結キャッシュ・フロー計算書における現金同等物は、手許 現金、要求払預金及び3ヶ月以内に満期日が到来する、流動性が高 く、容易に換金可能であり、かつ、価値の変動リスクが少ない短期 的な投資から構成されております。
d.たな卸資産
たな卸資産は移動平均法による原価法を適用しております。
e.外貨換算方法
外貨建金銭債権債務は、長期・短期に関係なく、連結決算日の直 物為替相場によって日本円に換算しております。ここでの換算差額 は当期損益として処理しております。
次に、海外連結子会社及び関連会社の全資産・負債は連結決算日 の直物為替相場によって日本円に換算しております。期首の連結剰 余金は取得日レートによって日本円に換算しております。2003年3 月期の収益及び費用は期中平均レートによって日本円に換算してお ります。ここでの換算差額は、少数株主持分及び資本の部における 為替換算調整勘定として処理しております。
f. 有形固定資産と減価償却方法
有形固定資産は原価法を適用しております。減価償却方法として、 当社保有のネットワーク事業に使用される機械設備に対して定率法 を、当社保有の移動体事業に使用される機械設備及び機械設備を除 く有形固定資産並びに連結子会社が保有する殆どの減価償却資産 に対して定額法を、それぞれ適用しております。主な耐用年数は以 下のとおりであります。
連結財務諸表注記
KDDI株式会社及び子会社
ネットワーク事業・移動体事業に
使用される機械設備: 6年∼15年 市外線設備、土木設備、海底線設備及び建物: 2年∼65年 g.金融商品
(1)デリバティブ
デリバティブは、ヘッジ手段に用いられた取引を除いて公正価値で 評価しており、その評価損益は当期損益に含まれております。
(2)有価証券
当社及び連結子会社における満期保有目的の債券は償却原価法
(満期までの保有期間に応じて償還金額と取得金額との差額を認識 していく方法)を適用しております。
関連会社が発行した株式に対する当社の投資は持分法を適用して おります。
その他有価証券のうち時価のあるものは、連結決算日の公正価値 により評価し、評価差額は税効果会計を考慮後、資本の部のその他 有価証券評価差額金として直接計上しております。売却原価は移動 平均法により算出しております。
その他有価証券で時価のないものは、主として移動平均法による 原価法を適用しております。
(3)ヘッジ会計
ヘッジ手段として明示されたデリバティブの評価損益は、資産又は 負債に計上され繰延べされます(繰延ヘッジ法)。そしてヘッジ対象 の項目や取引において損益が認識されたのと同時期に計上されます。
当社がヘッジ手段として明示しましたデリバティブは、主として 金利スワップ、為替先物取引です。関連するヘッジ項目は、外貨建 予定取引、長期銀行借入金です。
当社は、利子や為替の変動リスクを減じるために、上記ヘッジ手 段を利用する方針を定めております。これにより、当社にとっての ヘッジ手段の購入額は、ヘッジ項目金額が上限となっております。
当社は、四半期毎にヘッジ手段の有効性について、ヘッジ手段か ら得られた累計ベースの損益と関連するヘッジ対象項目から得ら れた損益とを比較することにより評価しております。
h.研究開発費とソフトウエア
研究開発費は、発生時に一括して費用計上しております。無形固 定資産に計上される、自社使用目的のソフトウエアは、利用可能期 間(5年)で定額法に基づき償却しております。
i. 所得に関する税金
当社と連結国内子会社の所得に関する税金は、法人税、住民税 と事業税から構成されております。当社と連結国内子会社は、税効 果会計を適用しております。税効果会計においては、財務会計と税 務会計の資産・負債との間に差異がある場合に、当該差異に係わる 繰延税金資産及び繰延税金負債が、当該差異の解消が見込まれる 会計年度に適用される税率を用いて計算されます。
j. リース会計
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外の
ファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係わる 方法に準じた会計処理によっております。
k.その他資産
連結調整勘定は、5年間及び20年間で均等償却しております。連結 調整勘定償却は、連結損益計算書上の営業費用に含まれております。
l. 一株当たり当期純利益
一株当たり当期純利益は、各期中における平均発行済株式数を基 準として計算されます。
2003年3月期より「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(日 本の企業会計基準第2号、2002年9月25日公表)および「1株当たり 当期純利益に関する会計基準の適用指針」(日本の企業会計基準適 用指針第4号、2002年9月25日公表)が適用されております。
これによる2002年度3月期の財務諸表に与える影響は軽微であ ります。
m.貸倒引当金
債権等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸 倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収 可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
n.退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、退職給付引当金を計上しておりま す。退職給付引当金は、退職給付債務の見積現在価値のうち、年金資 産及び信託資産の公正価値を上回った部分を表示しております。ただ し、未認識の数理計算上の差異は、その発生の翌会計年度より14年間 にわたって定額法により費用処理しております。また過去勤務費用は、 その発生年度から14年間にわたって定額法により費用処理いたします。 o.ポイントサービス引当金
2003年3月期より、当社は将来のポイントサービスの利用による 費用負担に備えるため、主としてau事業のポイントサービスを全国 に展開したこと、及びグループ全体のサービス内容を充実したこと から、過去の実績に基づいて見積られた金額に、翌連結会計年度以 降利用されると見込まれるポイントに対する必要費用見積額を加え た額を、ポイントサービス引当金として計上しております。
これにより、営業費用が8,939百万円(74百万米ドル)増加し、 営業利益が8,939百万円(74百万米ドル)減少し、また営業外費用 が6,772百万円(56百万米ドル)増加し、税引前当期純利益が 15,711百万円(131百万米ドル)減少しております。
p. 自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準の適用 2003年3月期より「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会 計基準」(日本の企業会計基準第1号、2002年2月21日公表)が適用 されております。これによる2002年3月期の財務諸表に与える影響 は軽微であります。
2003年3月期における連結貸借対照表の資本の部及び連結剰余 金計算書については、改正後の連結財務諸表規則により作成してお ります。2002年3月期の連結貸借対照表の資本の部及び連結余剰金 計算書は、この改正後の規則により表示しております。
3. 有価証券の時価情報
2003年3月期末での時価のある有価証券の連結貸借対照表計上額、時価、評価損益は以下のとおりです。 満期保有目的の債券で時価のあるもの
単位:百万円 単位:百万米ドル
連結貸借 連結貸借
2003 対照表計上額 時価 評価益(損) 対照表計上額 時価 評価益(損)
時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの
¥ – ¥ – ¥ – $ – $ – $ –
時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの
36 36 – 0 0 –
合計
¥36 ¥36 ¥ – $ 0 $ 0 $ –
その他の有価証券で時価のあるもの
単位:百万円 単位:百万米ドル
連結貸借 連結貸借
2003 取得原価 対照表計上額 評価益(損) 取得原価 対照表計上額 評価益(損)
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
¥ 3,310 ¥19,070 ¥15,760 $ 28 $159 $131
連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの34,560 21,168 (13,392) 287 176 (111)
合計
¥37,870 ¥40,238 ¥ 2,368 $315 $335 $ 20
当連結会計年度中に売却したその他有価証券
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 売却金額 総売却益 総売却損 売却金額 総売却益 総売却損
売却したその他有価証券
¥1,597 ¥54 ¥1,072 $13 $0 $9
時価評価されていない有価証券
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 連結貸借対照表計上額 連結貸借対照表計上額
その他の有価証券
非上場株式
¥14,469 $120
その他の有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の連結決算日後における償還予定額
単位:百万円 単位:百万米ドル
1年超 5年超 1年超 5年超
1年以内 5年以内 10年以内 1年以内 5年以内 10年以内
債券
社債
¥ – ¥305 ¥ – $ – $2 $ –
その他
16 100 – 0 1 –
その他有価証券
– – – – – –
合計
¥16 ¥405 ¥ – $ 0 $3 $ –
4. 短期借入金と長期負債
短期銀行借入金は、連結貸借対照表上短期借入金と表示されております。2003年3月期において短期借入金に適用された平均金利は、 2.77%でした。
2003年3月期及び2002年3月期における長期負債は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
2003年から2010年までが満期である無担保国内普通社債で
年利が0.435% から2.57%までのもの
¥ 236,500 ¥ 240,000 $ 1,968
2005年から2017年までが満期である一般担保付社債で
年利が2.30% から3.20%までのもの(*)
139,800 139,800 1,163
社債総額
¥ 376,300 ¥ 379,800 $ 3,131
銀行借入金 最長2020年満期
平均年利は2.04%
¥1,099,924 ¥1,316,423 $ 9,151
その他の有利子負債
15,045 36,172 125
¥1,114,969 ¥1,352,595 $ 9,276
社債総額と銀行借入およびその他有利子負債
¥1,491,269 ¥1,732,395 $12,407
1年以内満期のもの
275,455 388,881 2,292
¥1,215,814 ¥1,343,514 $10,115
(*)当社は、当該社債に対して一般担保として全体の資産を提供しております。
2003年3月期末における長期負債の償還年度は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
各3月期 2003 2003
2004年
¥ 275,455 $ 2,292
2005年
319,312 2,657
2006年
257,601 2,143
2007年
235,761 1,961
2008年以降
403,140 3,354
¥1,491,269 $12,407
2003年3月期末における担保資産及び担保付き債務は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2003
長期借入金
¥15,115 $126
1年以内に期限到来の固定負債
3,514 29
ケーブル契約履行保証
4,138 34
¥22,767 $189
工場財団
29,000 $241
土地
1,317 11
定期預金
4,139 35
¥34,456 $287
5. 偶発債務
2003年3月期及び2002年3月期における当社の偶発債務は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
当社の債務保証
関連会社債務
¥ 215 ¥ 419 $ 2
KDDI 海底ケーブルシステム㈱のケーブルシステム供給契約
146,526 186,817 1,219
KDDI アメリカの事務所賃貸契約
765 1,008 6
¥147,506 ¥188,244 $1,227
6. 有形固定資産売却損益
2003年3月期における有形固定資産売却損益は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2003
小室研修センター売却益
¥(3,757) $(31)
内幸町ダイビル売却益
(1,460) (12)
神戸用地等売却損
2,968 25
調布寮売却損
2,455 20
その他
78 0
7. リース取引
借主側
リース物件の所有権が移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引
2003年3月期末及び2002年3月期末における取得価額相当額(利子を含む)、減価償却累計相当額及び期末残高相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
取得価額 減価償却 期末残高 取得価額 減価償却 期末残高 取得価額 減価償却 期末残高
相当額 累計相当額 相当額 相当額 累計相当額 相当額 相当額 累計相当額 相当額
2003 2002 2003
工具、器具及び備品 ¥151,043 ¥89,285 ¥61,757 ¥165,205 ¥79,207 ¥85,998 $1,257 $743 $514
その他 4,671 675 3,996 1,051 750 301 38 5 33
¥155,714 ¥89,960 ¥65,753 ¥166,256 ¥79,957 ¥86,299 $1,295 $748 $547
2003年3月期末及び2002年3月期末における未経過リース料相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
1年以内
¥26,391 ¥30,168 $220
1年超
39,362 56,131 327
¥65,753 ¥86,299 $547
2003年3月期末及び2002年3月期末における支払リース料及び減価償却費相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
支払リース料
¥29,966 ¥28,641 $249
減価償却費相当額
29,966 28,641 249
減価償却費は、残存価値ゼロで定額法を使ってリース期間で計算
オペレーティング・リース取引
2003年3月期末及び2002年3月期末における中途解約不能なオペレーティング・リース取引の未経過リース料は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
1年以内
¥ 20,154 ¥ 17,404 $ 168
1年超
100,282 103,854 834
¥120,436 ¥121,258 $1,002
貸主側
リース物件の所有権が移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引
2003年3月期末及び2002年3月期末における取得価額相当額(利子を含む)、減価償却累計相当額及び期末残高相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
取得価額 減価償却 期末残高 取得価額 減価償却 期末残高 取得価額 減価償却 期末残高
相当額 累計相当額 相当額 相当額 累計相当額 相当額 相当額 累計相当額 相当額
2003 2002 2003
工具、器具及び備品 ¥2,972 ¥1,755 ¥1,217 ¥3,427 ¥1,480 ¥1,947 $25 $15 $10
その他 347 193 155 130 84 46 3 1 1
¥3,319 ¥1,948 ¥1,372 ¥3,557 ¥1,564 ¥1,993 $28 $16 $11
2003年3月期末及び2002年3月期末における未経過リース料相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
1年以内
¥ 636 ¥ 788 $ 5
1年超
841 1,369 7
¥1,477 ¥2,157 $12
2003年3月期末及び2002年3月期末における受取リース料及び減価償却費相当額は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
受取リース料
¥781 ¥742 $6
減価償却費相当額
728 685 6
8. デリバティブ取引
外国為替や金利の変動リスクを軽減する目的で、当社及び連結子会社は金融契約を締結しております。 2003年3月期末における未決済金融契約の詳細は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 契約額 時価 評価損益 契約額 時価 評価損益
金利スワップ契約関連
受取固定・支払変動
¥2,000 ¥200 ¥200 $17 $2 $2
支払固定・受取変動
4,000 (127) (127) 33 (1) (1)
9. 株主資本
日本の商法は、金銭配当金及び親会社や日本の連結子会社による連結剰余金からの分配金合計額のうち最低10%に相当する金額を、連結 貸借対照表の連結剰余金に含まれる法定準備金へ計上することを要求します。法定準備金が資本金の25%に達した場合は、追加計上の必要 がありません。法定準備金は、前期末時点で12,130百万円、2003年3月期末時点で12,167百万円(101百万米ドル)に達しております。
この法定準備金は、配当金の支払に利用できません。例外として、取締役会決議により資本組入れが行われること及び株主総会決議によ り欠損金を補填するためだけに取り崩されます。
商法では、原則として新株の発行総額は全て、資本金として処理することが要求されます。しかし、当社は、取締役会決議により、新株の発 行総額のうち50%を超えない金額を資本準備金としております。
次に(i)普通株式で発行された新株発行価額のうち(ii)当該新株発行の額面と資本準備金の合計額を超える額は、取締役会決議により株主 への払戻しの形式で分配することができます。
10. 研究開発費
2002年3月期及び2003年3月期における費用計上した研究開発費は、それぞれ8,954百万円、10,459百万円(87百万米ドル)です。
11. 税効果会計
2003年3月期末において繰延税金資産及び繰延税金負債を計算するのに用いる法定実効税率は41.9%です。
2003年3月期末及び2002年3月期末における、繰延税金資産及び繰延税金負債の主な構成要素の分析は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2002 2003
繰延税金資産 減価償却費超過額 貸倒引当金繰入超過額 固定資産除却損否認額 棚卸資産評価損否認額 退職給付引当(一時金)超過額 退職給付引当(年金)超過額 賞与引当金繰入超過額 未払費用否認
未払事業税 繰越欠損金 未実現利益
ポイントサービス引当金 その他
繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債
特別償却準備金 退職給付信託設定益 その他有価証券評価差額金 在外関係会社留保利益 その他
繰延税金負債合計 繰延税金資産の純額
2003年3月期において、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
法定実効税率
41.9%
評価性引当額
6.4%
連結調整勘定償却
1.4%
繰越欠損金の充当
(6.7)%
その他
2.4%
税効果会計適用後の法人税等の負担率 45.4%
注記2005年3月期より法人事業税に外形標準課税が導入されることに伴い、法人税率が41.9%から 40.6%に変更となります。新しい税率は2003年3月期の将来予想される税金計算に使用しており ます。この結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が377百万円減少し ております。また2003年3月期の法人税等調整額及びその他有価証券評価差額金がそれぞれ409 百万円、31百万円増加しております。
$ 43
70
31
37
154
31
47
110
–
454
61
54
62
1,154
(547)
$607
($12)
(170)
(8)
(12)
(14)
($216)
$391
¥ 5,194
8,377
3,765
4,497
18,548
3,696
5,639
13,167
–
54,534
7,363
6,434
7,476
138,690
(65,752)
¥72,938
(¥1,476)
(20,367)
(936)
(1,409)
(1,695)
(¥25,883)
¥47,055
¥ 2,666
9,135
47,560
10,586
16,179
4,594
3,588
4,054
4,742
49,649
11,137
–
5,446
169,336
(61,310)
¥108,026
(¥1,312)
(21,020)
(2,085)
(587)
(1,408)
(¥26,412)
¥81,614
12. 退職給付
当社及び連結子会社は、厚生年金基金制度、適格退職年金制度、退職一時金制度及び退職給付信託を設けております。当社及び国内連結子 会社の全従業員は、これらの退職給付制度を採用しております。
2003年3月期末における退職給付債務等の内容は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2003
退職給付債務
¥(287,794) $(2,394)
年金資産
140,776 1,171
退職給付信託
5,007 42
¥(142,011) $(1,181)
未認識過去勤務債務
(2,834) (24)
未認識数理計算上の差異
137,321 1,142
前払年金費用
(24,711) (205)
退職給付引当金
¥ (32,235) $ (268)
2003年3月期末における退職給付費用の内訳は以下のとおりです。
単位:百万円 単位:百万米ドル
2003 2003
勤務費用
¥10,106 $ 84
利息費用
6,558 55
期待運用収益
(3,959) (33)
過去勤務債務の費用処理額
(221) (2)
数理計算上の費用処理額
6,917 57
退職給付費用
¥19,401 $161
退職給付債務等の計算基礎は以下のとおりです。
割引率 2.0%
期待運用収益率 主として2.5%
退職給付信託に係る期待運用収益率 0%
退職給付見込額の期間配分方法 期間定額基準
過去勤務債務の処理年数 14年
数理計算上の差異の処理年数 翌連結会計年度から14年
注記 会社及び一部の国内連結子会社は、確定給付企業年金法の施行に伴い、厚生年金基金の代行部分について、2003年4月1日に厚生労働大臣から将来分支給義 務免除の認可を受けました。これに伴い、会社は「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第13号)第47-2項 に定める経過措置を適用する予定です。この認可により、会社及び一部の国内連結子会社は、厚生年金基金代行部分に係る退職給付支払義務を免除されま す。これに伴い、2003年度の連結損益計算書上、会社は約3,961百万円の特別利益を計上する予定です。
2003年4月1日に、会社及びその子会社は、2000年10月の合併以降も継続されていた旧KDD、旧IDO及び旧(株)エーユー各社の適格退職年金制度を統合 し、新しい確定給付型企業年金制度である「KDDI企業年金基金」を設立しました。
また、合併後も継続されていた厚生年金基金の多くも、上記代行部分の返上後に統合する予定です。
13. セグメント情報
2003年3月期及び2002年3月期における事業の種類別セグメント情報は以下のとおりです。
単位:百万円 ネットワーク&
2003年3月期 ソリューション 携帯電話 PHS その他 合計 消去 連結
I. 売上高及び営業利益(損失):
外部顧客に対する売上高 ¥ 606,783 ¥1,925,253 ¥194,332 ¥58,975 ¥2,785,343 ¥ − ¥2,785,343 セグメント間の内部売上高 89,255 12,163 3,247 31,613 136,278 (136,278) −6
計 696,038 1,937,416 197,579 90,588 2,921,621 (136,278) 2,785,343
営業費用 632,345 1,883,725 177,312 92,813 2,786,195 (141,505) 2,644,690 営業利益(損失) ¥63,693 ¥53,691 ¥20,267 (¥2,225) ¥135,426 ¥5,227 ¥140,653 II. 資産、減価償却費及び資本的支出:
資産 ¥1,292,590 ¥1,476,959 ¥226,016 ¥61,954 ¥3,057,519 (¥275,480) ¥2,782,039 減価償却費 108,923 241,012 39,583 6,880 396,398 (7,429) 388,969 資本的支出 48,713 191,489 12,922 1,723 254,847 (854) 253,993
単位:百万円 ネットワーク&
2002年3月期 ソリューション 携帯電話 PHS その他 合計 消去 連結
I. 売上高及び営業利益:
外部顧客に対する売上高 ¥ 655,393 ¥1,863,566 ¥207,813 ¥107,027 ¥2,833,799 ¥ − ¥2,833,799 セグメント間の内部売上高 94,796 5,889 3,195 45,696 149,576 (149,576) −
計 750,189 1,869,455 211,008 152,723 2,983,375 (149,576) 2,833,799
営業費用 719,556 1,812,321 204,348 149,473 2,885,698 (154,197) 2,731,501 営業利益 ¥ 30,633 ¥ 57,134 ¥ 6,660 ¥ 3,250 ¥ 97,677 ¥ 4,621 ¥ 102,298 II. 資産、減価償却費及び資本的支出:
資産 ¥1,392,249 ¥1,722,448 ¥261,458 ¥132,432 ¥3,508,587 ¥(305,146) ¥3,203,441 減価償却費 125,913 259,094 38,890 7,844 431,741 (7,760) 423,981 資本的支出 92,550 198,411 20,533 4,366 315,860 (1,599) 314,261
単位:百万米ドル ネットワーク&
2003年3月期 ソリューション 携帯電話 PHS その他 合計 消去 連結
I. 売上高及び営業利益(損失):
外部顧客に対する売上高 $ 5,048 $16,017 $1,617 $491 $23,173 $ − $23,173 セグメント間の内部売上高 743 101 27 263 1,134 (1,134) −
計 5,791 16,118 1,644 754 24,307 (1,134) 23,173
営業費用 5,261 15,672 1,475 772 23,180 (1,177) 22,003
営業利益(損失) $ 530 $ 446 $ 169 ($18) $ 1,127 $ 43 $ 1,170 II. 資産、減価償却費及び資本的支出:
資産 $10,754 $12,288 $1,880 $515 $25,437 ($2,292) $23,145
減価償却費 906 2,005 329 58 3,298 (62) 3,236 資本的支出 405 1,593 108 14 2,120 (7) 2,113
注記1.事業区分の方法及び区分に属する主要なサービス等の名称
事業区分 営業種目
ネットワーク&ソリューション 国内・国際通信サービス、インターネットサービス、ハウジングサービス等 携帯電話 携帯電話サービス、携帯電話端末販売
PHS PHSサービス、PHS端末販売
その他 通信設備工事、情報通信機器・システムの販売、研究・先端技術開発等
2.ポイントサービス引当金による影響額
連結財務諸表の注記2oで述べたとおり、2003年3月期より将来のポイントサービスの利用による費用負担に備えるため、過去の実績に基づいて見積 もられた金額に、翌連結会計年度以降利用されると見込まれるポイントに対する必要費用見積額を加えた額を、ポイントサービス引当金として計上し ております。これにより、営業費用は「ネットワーク&ソリューション」が472百万円(4百万米ドル)、「携帯電話」が8,392百万円(70百万米ドル)、
「PHS」が75百万円(1百万米ドル)、「合計」及び「連結」がそれぞれ8,939百万円(74百万米ドル)増加し、営業利益は同額減少しております。 3.所在地別及び海外売上高セグメント情報は、連結売上高の10%未満であるため、記載を省略しております。
14. 後発事象
(1)取締役会で提案された当社の2003年3月期における利益処分案は、2003年6月24日に開催されました株主総会で承認されました。
単位:百万円 単位:百万米ドル
配当金(1,200円= 9.98米ドル)
¥5,059 $42
役員賞与
67 1
(2)2003年6月24日、当社株主は、日本の商法における規程に基づく、新株予約権方式によるストックオプションの実施等のため、自己株 式の取得について承認しました。その上限は当社普通株式1,800株、取得価額の総額1,080百万円(9百万米ドル)です。